交流の広場

交流の広場 ぎんなん

交流の広場デス(Death=死)
広場は広く意思疎通を図る場のたとえにも使う(明鏡国語辞典)。
デスから、デスについて自分の体験や思い、リビング・ウイルを読んだ感想などをここに書いて、交流を深め、共に学び合いましょう。そして、デスと生の在り方について考えましょう。

【投稿はハガキ、FAX、メールで。氏名は関西花子(大阪市)のようにお書き下さい】

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ぎんなんの活動

会員の声や、ご質問に対する答えなど、交流の様子を随時更新します。

 

73才の男性からのご投稿をご紹介します。
遅まきながら、6月長尾先生の講演への感想です。
私の頭が硬いのか、死亡診断にかかる24時間についての法解釈が今一つ分かり
にくいです。私の養父は私が夜帰宅したら、すでに死亡しており、前日薬を処方して
いただいた近所のかかりつけに連絡しましたら、警察がやってきて病死との死亡
診断書を受け取りました。
先生が癌で死ぬのがいいか認知症で死ぬのがいいか二者択一を質問された時、
癌に軍配をあげられた方が圧倒的に多かった。私は迷って挙手できません
でしたが、挙手されなかった方が少なかったのには驚きでした。私は地域の
老人会で気功ヨーガの講座を担当させてもらっており、術後のリハビリや
老老介護の方々からあれこれ質問攻めにあっていますので、自分の事だけで
なく、あの人この人の願いを想起しながら、即座の結論が打ち出せませんでした。
第三の選択も欲しいなあというのが、偽らざる心境でした。

関西支部、長尾支部長からの回答をご紹介します。

①医師法20条では、診療中の患者さんがその病気で亡くなった時は医師が診察を
すれば死亡診断書を書くことができるとなっています。
死亡した後でも行って診れば、診断書を書けます。
死亡時刻は家族や介護者が死亡を認識した時間から推定して決めます。
さてご経験されたケースは、予期された死ではなかったようですね。
こうした場合、主治医はできるだけ往診して事件性が無いと判断したら死亡診断書を
書くことが多いです。しかし主治医の事情によっては往診できない、してくれない時があります。
その場合は、死亡診断書を書いてくれる医師が必要となりますが、その前に警察の
検視が必要になります。
一旦主治医が診て病死である自信がない場合も、一旦警察の検視を入れて
から事件性が無いことを確認してもらってから、死亡診断書ないし死体検案書を
書くことがあります。
いずれにせよ、高齢者はこうした場合を想定して、臨機応変に対応してくれそうな
主治医を捜しておいたほうがいいでしょう。

②『がんか認知症か』、で手を挙げてもらうのは、あくまでももののたとえです。
2人に1人ががんになり2人に1人が認知症になる時代が来ます。
また『どうせ死ぬならがんがいい』という本がよく売れていますから、みなさんは
どのように思いますか?というくらいの『人気投票』です。
もちろん、その他の病気で亡くなる場合もいくらでもありますし、『もし亡くなる
病気を選べるならば』と前置きを入れて質問しています。
がんか認知症以外で死んではいけないと言っているわけではありません。
あくまで認知症の話に興味を持ってもらうための、2者択一の質問。
認知症が人気がないことを実感してもらうためのパフォーマンスです。
そこまで真剣に考える必要はありません。
言葉足らずで、無用なご心配をおかけして申し訳ありません。

 

 

 

 

 


更新日時:2017.04.26
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